許可されていないユーザーがPDF文書を開いたり、内容を変更できないようにするために、文書にセキュリティを設定することができます。
■操作
- [公開文書]タブの[文書の保護]で[パスワードで文書を保護]をクリックします。
- [パスワード保護]の右端の▼をクリックし、パスワードで保護する対象を選択します。
- 保護しない
パスワードで保護しません。制限なくPDFを閲覧・操作できます。
- すべての文書内容を保護する
PDFのすべてのデータが対象になります。メタデータ*1も検索対象となりません。
- メタデータ以外の文書内容を保護する
PDFのすべてのデータが対象になります。ただし、メタデータ*1は検索対象となります。
※暗号化のバージョン 6以降で対応しています。
- 添付ファイルのみ保護する
PDFに添付されているファイルだけが対象となります。
*1PDFに設定されている基本情報とカスタムプロパティのことです。
※選択した対象により、下記の[暗号化レベル]で選択できるレベルや制限できる編集・印刷の操作が異なります。
- 保護しない
- [暗号化レベル]の右端の▼をクリックし、暗号化のレベルを選択します。
バージョン番号は、対応しているAdobe Acrobatのバージョンを示します。このバージョンが高いほど、暗号化のレベルが高くなります。
※選択した暗号化のレベルにより、制限できる編集・印刷の操作が異なります。
- それぞれの場合に応じて、必要な設定を行います。
- ファイルを開くときにパスワードをかける
- [開く操作をパスワードで制限する]を
にします。
- [パスワード]の[設定]をクリックします。
- [パスワード]と[確認用]に、ファイルを開くときに必要なパスワードを入力します。
パスワードは127文字以内で入力します。入力したパスワードは「*」という記号で表示されます。
- [OK]をクリックします。
- [開く操作をパスワードで制限する]を
- 印刷、編集、その他の変更の許可について制限する
- [編集・印刷操作をパスワードで制限する]を
にします。
- [パスワード]の[設定]をクリックします。
- [パスワード]と[確認用]に、制限を変更・解除するときに必要なパスワードを入力します。
パスワードは127文字以内で入力します。入力したパスワードは「*」という記号で表示されます。
※ファイルを開くときにパスワードを設定した場合、同じパスワードは設定できません。異なるパスワードを設定します。
- [OK]をクリックします。
- [許可する操作]で、以下の各項目を設定します。
- [印刷]
- [編集]
- [文書内容のコピー・抽出を許可する]
- [スクリーンリーダーの使用を許可する]
- [編集・印刷操作をパスワードで制限する]を
- ファイルを開くときにパスワードをかける
- [OK]をクリックします。
- 「セキュリティの設定を反映するには、PDF文書を保存する必要があります。」が表示されたら、[OK]をクリックします。
- セキュリティ設定を反映させる場合は、ファイルを保存して閉じます。
▼注意
セキュリティ設定を有効にするには、ファイルを保存して閉じる必要があります。
◆補足
次の手順で、すべてのセキュリティ設定を解除できます。
- [公開文書]タブの[文書の保護]で[セキュリティ設定の削除]を選択します。
[パスワード認証]ダイアログボックスが表示されます。
※PDFファイルを開いたあと、制限を変更・削除するためのパスワードを設定・変更した場合などは、[パスワード認証]ダイアログボックスは表示されません。手順4.へ進みます。
- [パスワード]に、制限を変更・解除するためのパスワードを入力します。
- [OK]をクリックします。
- セキュリティを削除する確認メッセージが表示されるので、[OK]をクリックします。
- 設定を反映させる場合は、ファイルを保存して閉じます。
PDFファイルを保存したあと、次に開くときから、設定した内容が反映されます。